近藤が世界王者との“ダブル進撃”を誓った。J2札幌は2日、札幌・宮の沢で戦術練習などを行い、現在2戦連続得点中のFW近藤祐介(26)は主力組でプレーした。東京V戦(味の素スタジアム)の6日は、千葉・習志野高時代の旧友で、ボクシングWBC世界スーパーフェザー級王者・粟生隆寛(27=帝拳)の2度目の防衛戦。自身初の3戦連発でチームを勢いづけ、同時に友の勝利も祝う意気込みだ。

 近藤弾で旧友粟生のV2を祝う。この日は主力組の左MF、FWと2ポジションでプレー。強烈な弾丸シュートを連発し好調ぶりをアピールした。「最近は点が取れている。調子がいいときにしっかり結果を残していきたい」。前節熊本戦では、札幌移籍後初となる苦手のヘディングで1得点した。2戦連発と波に乗る猛牛が、6日の東京V戦で初の3戦連発に挑む。

 燃える理由がある。習志野高1年時にクラスメートだったWBC世界スーパーフェザー級王者粟生が、同じ6日に、同級9位デビス・ボスキエロ(30=イタリア)と2度目の防衛戦を予定している。「あいつが勝って、僕らも勝てば盛り上がる。しっかり集中して臨みたい」。東京時代の09年3月7日、開幕新潟戦で近藤が得点した直後の12日に、粟生が世界タイトルを初奪取した。競技は違えど今も連絡を取り合い刺激し合う仲。今度は同日勝利で旧友とのダブル進撃につなげる。

 2戦連発で納得するような男ではない。16日の鳥栖戦では決勝PKを献上するファウルを犯し、22日の鳥取戦は自分のパスミスが決勝点につながった。「僕は2回ミスしてますから。まだちゃらになっただけ。次入れてからがプラスと考えないと」。決めればチーム得点ランクトップ内村の8点に追いつくだけに「ウッチーに追いつき2人で競り合ってチームを勢いづけたい」と3連発を見据えた。

 1日までの2連休は家族とリフレッシュ。札幌市内の複合商業施設を訪れ、愛娘・祐恵愛ちゃん(1)と目いっぱい遊んだ。サッカーはひとまず忘れ、一緒にボールプールに入ってストレスを発散した。「いやぁ、疲れましたよ」と言いながらも、充電はばっちりだ。場所は東京時代に5シーズン過ごし「慣れてますからね」と言う思い出の味スタ。今季7点中6点を稼ぎ出している得意の“左カウンター”で東京Vを1発KOする。【永野高輔】