若大将出てこい!
J2札幌の主将、MF河合竜二(33)が7日、来季の主将候補にMF宮沢裕樹(22)、古田寛幸(20)の道産子若手コンビを推薦した。自身は来季、若い主将を補佐する相談役として、チーム全体のバランスを取る立場になることを希望した。この日、1回目の契約更改交渉を行い、今オフ最高アップ幅、500万円増の1700万円の提示を受け、初回ということで保留した。(金額はいずれも推定)
河合アニキが、斬新な主将人事案を提案した。「札幌は若いチーム。若い選手が主将をやるのもいい。候補は今季副主将をやった古田とか、宮沢もいい。北海道出身でコンスタントに試合に出そうな選手がいいのでは」。今季は新加入ながら、主将としてチームを昇格へとけん引した。厳しいJ1を戦う上で、あえて若手を前面に押し出し、勢いをつかもうという考えだ。
古田は河合が出場停止だった10月19日の京都戦では初めてゲームキャプテンを務めた。20歳と若いながらも落ち着きがあり適役だ。宮沢は今季、ボランチやFWとして34試合4得点と、主力として昇格に貢献。来季5年目でチームの道産子最年長でもあるだけに「宮沢のような選手に責任ある役職をつけるのも大きいことだと思う」と期待した。
当然、33歳のベテランDFとしての役割も分かっている。今季も苦しいときは44歳中山、34歳砂川、西村ら年長者に相談して悩みを解決してきただけに「若い選手を主将にして自分は相談役として支える立場になれたら」と言う。若さだけではうまくいかないこともある。だが、そこであえて自分が脇役になることで若手の潜在能力を引き出す可能性もある。「そうすることで失敗はない。支えられるベテランが札幌にはたくさんいるから」とサポート役が充実した現状を踏まえての人選だ。
浦和時代の00年には、1学年下だったMF小野伸二(現清水)が当時20歳の若さで主将に就任。J1昇格を果たした。「若い選手がやることで必ず変わる。僕も客観的にチームを見られるようになったし、しっかりしゃべれるようになった」。08、09年横浜、11年札幌とJ1、J2で主将を務めた33歳の言葉は説得力がある。原則、開幕前のキャンプ中に監督、スタッフが話し合って決まる。現主将として自身のアイデアも提案し、J1定着へ万全の組織を築いていく。【永野高輔】



