<J2:甲府1-1町田>◇第9節◇22日◇中銀スタ

 町田が4試合ぶりに勝ち点を獲得した。町田は、この日はじめて3-5-2でスタメンを組んだ。立ち上がりから左MF津田和樹が積極的に攻撃参加。前半9分にはドリブル突破した津田のシュートがバーに当たるなど見せ場をつくった。すると前半11分、右からのショートコーナーを受けたMF藤田泰成の早いクロスに、ボランチ下田光平が飛び込みダイビングヘッド。下田のJリーグ初ゴールで町田が先制した。しかし、その9分後、甲府MF井沢のドリブルにDF薗田淳の足がかかってしまい、PKの判定。これをFWダビに決められ同点となった。互角の戦いで前半を終えた。

 後半は甲府にボールを支配される時間が多くなり、町田の両サイドMFは自陣に押し込まれた。J2得点王のダビにクロスを入れられ何度も決定機をつくられたが、町田守備陣は最後まで集中を切らさなかった。相手のミスにも救われた。後半途中から投入されたMF加藤恒平、MF酒井良も守備に奔走し、追加点を許さなかった。チーム一丸となった守備で、連敗を4で止める貴重な勝ち点1を手に入れた。