名古屋ゴールは「右の関口、左の梁」でこじ開ける。仙台は17日、ユアテックスタジアム仙台で明日19日のホーム名古屋戦に向けた紅白戦を行った。MF梁勇基(30)が主力組の左サイドハーフに入り、関口訓充(26)は右サイドへ。土曜日の試合は、2人を昨季までの配置に戻して臨むことが濃厚になった。

 梁は途中出場した12日のG大阪戦で、左サイドから同点弾をアシストした。手倉森監督は「ガンバ戦で点につながる仕事をした。点を取って勝ちたいとなれば、精度の高いプレーをした者をピッチに送る」と説明。大黒柱の本格復帰に伴い、中盤は今後もコンディション重視でスタメン編成していく方針を示唆した。

 「お互いを見れば、入れ替わるタイミングは分かる」と梁。開幕から左サイドで出続けた関口も「左の方がやりやすい部分もあるけど、やることは一緒。(梁と)コンタクトしながらやりたい」と前向きに話した。柔軟なポジションチェンジなど2人の洗練された連係が、勝利を呼び込む。【亀山泰宏】