驚異の回復力だ!

 左内転筋肉離れで離脱していた札幌FW榊翔太(18)が1日、札幌・宮の沢での練習に復帰した。6月13日の練習中に負傷して以来18日ぶり。全治4~6週間の診断が出ていたが、約2週間で完治させた。午前と午後の2部練習でみっちり汗を流し「痛みも違和感もない。楽しかった。ここから調子を上げたい」と意気込んだ。

 4月18日のナビスコ杯鹿島戦で左足首付近を肉離れした際は、全治3週間の診断を受けながら約2週間で復帰。今回は全治4~6週を約2週間で治した。医学の常識をことごとく覆してきた33番。石崎監督も「治るの早いね。週末の試合も大丈夫じゃろう」と早くも7日の新潟戦での起用を示唆した。

 負の連鎖を断つ。ナビスコ杯鹿島戦で得点後に負傷後、6月9日の同杯神戸戦で得点した4日後に左足内転筋を痛めた。「点を取った後、ケガしたら意味がない。続けて活躍したい」。チームトップの公式戦3発。勢いのある新人が流れを変える。