ゴン、若手にカツ!

 札幌は28日、札幌・宮の沢で戦術練習などを行い、FW中山雅史(45)は控え組FWに入ってプレー。12月1日の最終新潟戦(東北電力ビッグスワンスタジアム)メンバー入りへアピールした。練習中はMF荒野、FW榊ら控え組の若手攻撃陣にゲキ。次代を担うフレッシュ戦力に闘魂注入を開始した。

 3日ぶりにボールを使った練習に、ゴンのボルテージは一気に高まった。主力組に入らなくてもやることはある。「オレたち控え組が主力組をびびらせないと練習の意味がないんだぞ!」。甲高い声で2年目FW三上、新人MF荒野、榊ら次代を背負う男たちの尻をたたいた。ほとばしる熱気と強烈な存在感。三上は「やっぱり締まる。いつも以上に気合が入った」と口にした。

 復帰後は毎日、痛み止めを飲んで練習に参加。24日の横浜戦は前半開始、後半開始と2度、痛み止めを服用して臨んだ。三上強化部長は「ひたむきに練習や試合に臨む姿勢は、若い選手たちにとって最高の模範」と言う。今季のチーム練習は残り2日。J1最年長として、若手に刺激を与えていくのも使命だ。

 25日の練習中に右膝を痛めたが、佐川トレーナーは「横浜戦のリバウンドは少しあったが、25日のケガは大丈夫」と説明。1歩間違えれば地雷を踏みかねない、ぎりぎりの状態をかいくぐって、ここまで来た。「残り2日で、できる努力をするだけだよ」。ひたむきな闘志を、残留を懸けて向かってくる難敵新潟にぶつける。【永野高輔】