新社長の定例会見やっちゃいます!

 札幌の野々村芳和顧問(40)が18日、4月の新社長就任に合わせて、週1回の定例記者会見を行う方針を明かした。トップ自らの口で情報発信し、認知度を高めていくもので、クラブ史上初の試みとなる。話題の提供だけでなく、前週の試合について、元解説者としての分析や寸評も加える。クラブでは、議事録を公式サイトで一般公開することも検討している。

 高橋はるみ北海道知事(59)、上田文雄札幌市長(64)だけじゃない。札幌社長も定例会見を開く。野々村顧問は「僕が現役の頃に比べると明らかにメディアへの露出は減っている。少しでも多く、新しい情報を発信していけたら」と狙いを明かした。会見日はリーグ戦(日曜)翌日の月曜、もしくは翌々日の火曜日をメドに調整していく。

 元Jリーガー、元解説者として見た試合の感想や考えも、広く伝えていく。「ほめるだけでは選手は伸びない。逆に駄目な試合にも良い部分はある。メディアを通して個人的な意見を言っていきたい。サポーターだけでなく選手にも見て感じてもらえれば」。営業、広報、強化に“解説”も加えた4ミッションを、新社長の任務にしていく。【永野高輔】