古田の鬼門3月弾で鬼門神戸を打ち砕く!

 J2札幌は今日17日、敵地のノエビアスタジアムで神戸と対戦する。3戦連続先発が濃厚なMF古田寛幸(21)が、今季初ゴールを宣言。相手は同じ降格組で、06年以来7試合勝利がない。古田も開幕の3月は過去ノーゴールと結果を出していないが、序盤で1発たたきだし、チームに勢いをつける。

 レフティーの1発で、首位神戸から勝ち点3を奪う。古田はこの日、雪が舞う札幌宮の沢で8対8のゲーム形式などに臨み最終調整。10日のホーム開幕栃木戦は、チーム最多タイのシュート4本も無得点だっただけに「神戸に勝ちきる。勝って右肩上がりに調子を上げたい」と今季1号を誓った。

 11、12年とキャンプ中に離脱した影響で、3月はゴールがない。今季は開幕前のケガを克服し、コンディションを維持しているだけに、早い段階でゴールが欲しい。「調子が悪くても、点を重ねていけるのが本当にいい選手。波を減らしていく」。プロ初ゴールは10年5月、昨季は4月に初得点を挙げた。今季は苦手としてきた開幕直後の3月からスイッチを入れ、量産態勢に入る。

 開幕2試合に先発出場し、J1とJ2の違いを分析した。「J2はガッチガチに守るから仕掛けるスペースがない。ドリブルは、やりづらい。でも個の能力の部分では隙がある。そこを突ければ」。昨季J1でチーム最多4発と、レベルは実証した。苦闘の中、磨き上げた技を生かし、J2で圧倒的な力の差を示す。

 難敵になればなるほど、力を発揮するタイプだ。神戸は2戦5発無失点と好調も、J2で得点した9ゴール中、7点は柏、千葉などJ1経験クラブ。昨季J1でもACL組の3位浦和から2発、4位横浜から1発、10年J1王者名古屋から1発と、相手に動じることはない。「じれずにチャンスをうかがっていくこと。頭はいつもクールにね」。06年5月14日から7戦3分け4敗の鬼門神戸は、爽快な古田“春の弾祭り”で一蹴する。【永野高輔】

 ◆札幌の神戸戦

 リーグ通算16試合で5勝4分け7敗。初対戦はJFL時代の96年6月2日で、FWアルシンドの得点などで2-1と勝利しているが、J2では1勝1分け2敗と相性が悪い。勝った06年4月8日も1-1からオウンゴールでの勝利で、札幌選手が得点して勝った試合はJ2ではない。同5月14日から昨季8月18日(2●4)まで7戦3分け4敗と、6年間未勝利となっている。