J2札幌MFフェホ(28)が、今日20日の松本戦(松本平広域公園総合球技場)で初めてメンバー入りする。197センチのJ2最長身助っ人は19日、06年に札幌で活躍し、現ブラジル代表のFWフッキ以来となる札幌外国人史上7年ぶりのデビュー弾を目標に掲げた。あいさつ代わりの1発で、残り1となったJ2敵地250号と5戦ぶりアウェー勝利を呼び込む。

 ぎりぎり間に合った。この日、J2の追加登録が発表され、松本戦のベンチ入りが決まった。札幌・宮の沢の直前調整後は、天に祈りをささげ、心の準備も整えた。前日18日の練習中に腰を打撲も回復。デビュー戦に向け「敵地連敗ストップに貢献できるプレーを心掛けたい。点も狙う」と意気込んだ。6月19日に練習合流してから約1カ月。ついに札幌最長身ストライカーが公式戦ピッチに立つ。

 助っ人でデビュー弾を決めたのは06年のフッキを最後に出ていない。入団前から意識していた現ブラジル代表だけに「自分も初戦で結果を出して、フッキのようになれたらうれしい」と前を向いた。まずは景気づけのJ1号を決め、ステップアップの1歩とする。【永野高輔】