札幌が主将のMF河合竜二(35)に来季の残留オファーを出していたことが7日、分かった。Jリーグ通算234試合出場の経験値と、若手を引っ張れる精神的支柱としての貢献度を評価。河合自身も札幌でのプレーに前向きで、攻守のキーマンが14年も残ることが濃厚となった。

 着々と財前体制2年目の骨格をつくる。戦力として最も欠かせないメンバーの1人で野々村芳和社長(41)は「来季もチームの中心と考えている」と話した。既に攻守の要、ボランチ上里の残留が確定しており、11年から3年連続で主将を務めるけん引役にも契約延長のオファーを出した。

 今季は4月と6月に2度、左太もも裏肉離れを発症も、この日の北海道教大岩見沢戦では5カ月ぶりに公式戦先発フル出場を果たすなど状態も回復。大学生に先手を奪われる展開に「リーグ戦はもっと1人1人、しっかり意識を高く持ってやらないとやられる」と、課題を口にした。