第2のビンを探せ!

 J2札幌がU-19ベトナム代表の2選手を練習参加させることが14日、分かった。MFファム・ドゥック・フイとMFドー・ズイ・マイン(ともに19)の2人で、札幌市内で行っている若手練習に18日から合流する。

 札幌が、次代を見据えベトナムの若手戦力をチェックする。フイ、マインの2選手は、17日にフクダ電子アリーナで開催されるJリーグ合同トライアウトに参加。当日、三上大勝GM(42)が現地視察を予定でプレーを確認後、18、19日には札幌の若手練習に加え、再チェックする。

 三上GMは「今すぐに獲得というより、将来的なことを見据えた情報収集の意味合いが強い。どんな選手なのか見てみたい」と説明。今季はベトナム代表レ・コン・ビン(28)が加入し、リーグ9試合で2ゴールと上々の成果を出した。東南アジア人初のJリーグ挑戦ながら、先発争いに食い込むなど一定の能力を示した。クラブでは、今季だけでなく長期的な視点で東南アジアを注視しており、今回の練習参加も、その流れに乗った取り組みになる。

 U-19ベトナム代表は、10月のU-19アジア選手権予選を3戦全勝で突破し、本大会出場を決めた。同予選では、オーストラリアを5-1で下すなど、ベトナム国内での期待が高まっている。