J2札幌は熊本合宿5日目の7日、午前中にゲーム形式の練習を行った後、午後からは新体制後初めてコーナーキックやフリーキックなどセットプレーの確認を行った。財前恵一監督(45)は「今年はセットプレーが重要になってくる。トレーニングも含めて、早い段階からそのことを選手たちに認識してもらおうと思った」と説明。昨年より1週間ほど前倒しで調整を進めており、得点力アップのための布陣を入念に見極めている。

 別メニュー調整中のDFパウロンに代わって、センターバックにはDF小山内が入った。「パウロンと(6月合流予定の小野)伸二がいないぶん、迫力はないかな」と辛口評価も、初練習にしては、まずまずの表情。特に栃木から加入した新キッカーMF菊岡の動きに「かなりキックの精度が高い。これから、個人的にも練習してくれたらと思う」と期待を寄せていた。