J2札幌の練習着スポンサーに北海道、東北でレジャー、アミューズメント業を営む合田観光商事(ひまわりホールディングス)が入ることが決まった。今日25日にもクラブが正式発表する。練習着スポンサーだったJR北海道の支援は継続も、昨季途中から露出を自粛していた。代わりに、今季から同社が新クラブパートナーとして加わる。

 1年契約で広告料は2000万円前後。3700万円の債務超過解消へ向けた貴重な財源にしていく。今季の練習着には、ひまわりホールディングスなど2社のロゴが入る。熊本合宿で使用中の練習着に同社のロゴはまだないが、今後段階的に回収、ロゴの貼り付けを行い、順次、選手に戻していく。

 札幌は北海道唯一のJクラブとして、スポーツ紙、テレビ局など練習時の報道や露出も多く、広告効果は高い。クラブとしても成績次第で流動的な興行収入とは違い、確定的な予算として計算できる新スポンサー収入の確保は、債務超過解消や経営改善に大きなプラスになる。クラブ幹部は「ありがたいこと。このサポートをクラブ経営に生かしていきたい」と話している。