J2札幌MF河合竜二主将(35)が4日、札幌宮の沢での練習後、全選手に呼びかけ1時間半の選手ミーティングを実施した。ゴールデンウイーク連戦は3戦で1分け2敗未勝利と結果が出ていない。明日6日の熊本戦(札幌ドーム)での4戦ぶり勝利を目指し、全体で意見交換の場を設け、チームとしての改善点を話し合った。

 最近5戦で、わずか2得点。栃木に敗れ、13位まで落ちた。このままずるずる順位を下げるわけにはいかない。状況を打開するため主将が「映像を見ながら意見を交わす方が分かりやすい。みんなで見よう」と、今季初めて試合のDVDを用いた反省会を提案。栃木戦を振り返り、連係面のずれ、攻撃時の動き方に工夫できる点はないか、徹底して詰めた。

 「動きだしで、2人同じ動きをしているところや、ビルドアップの距離が良くないときもあり、みんなで見直すことができた」と河合。MF石井は「連動性の部分で、それぞれの意見を聞きながら、もっと合わせられるということを認識できた」と効果を口にした。

 4日の栃木戦から中2日で熊本戦が控える。「全員でチャレンジしていくことが大事」と河合。あぶり出た課題をチーム一丸で克服し、勝ち点3につなげる。【永野高輔】