J2札幌は今日21日、札幌厚別公園競技場で、富山と対戦する。札幌は今季18得点のうち、3分の2の12点を後半に記録。W杯ブラジル大会では、ブラジルが初戦で、オランダは2戦連続で後半逆転するなど、強いチームは残り45分で地力を発揮している。札幌も、序盤は敵の出方をうかがい、残り45分で決める“強国流”で、4試合ぶりの勝ち点3をつかむ。

 前節横浜FC戦は先制されても、後半に2点を返し一時逆転した。前半リードがセオリーも、疲れが出る後半は、より攻め入るスキが増える。その時間帯で確実に決めきれる形ができれば、白星も増える。

 FW都倉賢(28)は「前半は相手も勢いを持って向かってくる。そこで焦らずゼロで抑え、徐々に支配できるようになればチャンスは増える」と言った。後半に強い特長を生かし、札幌が反攻を開始する。【永野高輔】