C大阪が獲得交渉している元ドイツ代表FWカカウ(33)がすでに来日していたことが8日、分かった。マルコ・ペッツァイオリ監督(45)が6日に大阪市内でともに会食していたことを明かした。カカウは昨季までドイツ1部シュツットガルトでプレーしていたが、現在は無所属で、移籍先を探していた。

 ドイツではすでにシュツットガルター・ナハリヒテン(電子版)などが、来季末までの1年半契約で年俸250万ユーロ(約3億5000万円)で合意間近と報じており、勝矢強化部長は「今夏に獲得するFWは1人」「(カカウは)候補の1人」と明言。獲得については否定しているが、新外国人選手が来日するのは通常、契約が基本合意に達した後、施設見学やメディカルチェックを行うためで、合意は近そうだ。

 Jリーグの今夏の獲得選手登録期間は15日まで。指揮官はこれまでも「(カカウがC大阪に)来てくれれば8月半ばにはプレーできる」と話しており、早ければ週明けにも獲得が正式発表されることになりそう。労働ビザなどの問題がクリアすれば、最短で16日川崎F戦(等々力)でのJリーグデビューもありそうだ。