左膝痛で戦列を離れている札幌MF小野伸二(35)は、4日も札幌・宮の沢での全体練習には加わらずに別メニューで調整した。冷たい突風が吹き荒れる中、ピッチの外を10分ほどランニングしたほかは、クラブハウス内で体を動かした。

 1日に屋外トレーニングを再開。2日間の休養を挟んだこの日も、天才MFがボールに触れるシーンはなかった。「痛いことは痛い…。とりあえず様子をみながらって感じです」。1日のランニングよりスピードは上がったが「全体(練習)に合流するところまでは来ていないかな」と、悔しそうに話した。

 前回出場は8月25日の栃木戦で、1日東京V戦まで11試合連続欠場が続いている。リーグ戦は残り3試合だが、復帰が見込まれていた9日讃岐戦は微妙だ。「ここまで休んだから万全で行くべきなのか、万全でなくても行くべきなのか判断は難しい…」と歯切れは悪かった。