J2札幌MF小野伸二(35)が25日、来季の“ノルマ”を掲げた。スポンサーや関係者を招待した「感謝の集い」に参加し、来季に向け「今季は都倉以外に点を取れた人が少なかった。攻撃の選手は5点から10点は取れるようにしないと」と目標を定めた。

 今季は7月に加入も、右太もも裏痛や左膝痛に苦しみ、7戦無得点に終わった。ぎりぎりで間に合った23日の最終磐田戦も後半途中出場し、ロスタイムに決定機をつくったが、右足で放ったシュートはゴール右に外れた。12年の清水以来2シーズンぶりのJリーグは無得点。無念の4カ月を、来季への糧にする。

 今季、つまずいた原因についても言及。初陣となった7月20日大分戦を挙げ「あそこで惜しい場面があったし、そこで決めていれば、また違うシーズンになっていた」と振り返った。来季は1月の沖縄キャンプから連係を高め、3月予定の開幕戦からエンジン全開で、得点を奪いにいく。

 この日の練習は別メニュー調整も、全体練習は13日まで続く。「まだオフではないし、一からのスタート。気を引き締めてポジションをつかめるようにしたい」と前を向いた。【永野高輔】