仙台の佐藤洋平GKコーチ(42)が今季限りで退団し、日本サッカー協会のナショナルGKコーチに就任することが、10日までに決定的となった。後任には99年から02年に仙台でプレーし、今季までJ2岡山でGKコーチを務めた高橋範夫氏(43)が候補に挙がっている。

 仙台市出身の佐藤GKコーチは現役時代の01年に日本代表候補に選ばれ、08年に磐田で引退。09年から地元仙台でコーチを務め、昨季まで正GKだった林(広島)を日本代表に育てた。今季はJ1出場経験のなかった関が1年間フルで活躍できるまでに成長。指導力を評価され、日本サッカー協会が将来の代表選手育成を目指す各年代別のコーチに抜てきされた形となった。

 また、分析担当の沖田優コーチ(36)も今季限りで退団し、J2札幌への復帰が決定的。すでに退任を発表した里内猛フィジカルコーチ(57)はJ2千葉入りが確実となっている。