J2札幌の分析担当が来季、北原次郎コーチ(34)から、12年まで同職を担当した現仙台コーチの沖田優氏(37)に交代する。同氏が10日、札幌宮の沢でクラブ側と交渉し、正式に就任が決まった。近日中に発表される。

 同氏は08年から12年まで5年間、札幌のコーチを務めており3年ぶりの復帰となる。13年から2シーズン分析担当を務めた北原コーチは、育成部門の指導者に配置転換する方向で調整している。

 この日、札幌の強化幹部と来季の分析プランについて話し合った沖田氏は「若い選手をしっかり鍛えることと、分析の部分でJ1を目指せるよう尽力したい」と意気込んだ。11年に石崎監督(現山形)の下、J1昇格に導いた分析能力を再度、札幌のために注ぎ込む。