馬力たっぷりのストライカー緊急補強!?

 J2札幌が25日、札幌市内で15年プレビューパーティーを開催した。野々村芳和社長(42)は、ノーザンホースパークで活躍するポニーのFWチッチ(牡5歳)をチームの一員に加えると発表。今季は、同パークとスポンサー契約を結び、チッチを起用した企画などで、札幌とノーザンホースパーク双方の集客増につなげる。

 ドリブル突破と強力なヘディングを兼備した“助っ人”が加入した。野々村社長はチッチについて「(日本代表の)岡崎みたいに頭でゴールにねじ込むのが得意」と説明した。背番号は77に決定。競技歴4年、ノーザンホースパークの人気ポニーで、同社長は「芝生を食べてしまうので、その辺りをコントロールできればグラウンドに来るでしょう」とJ初のポニー選手デビューを示唆!?

 した。

 新たなスタイルでのパートナー契約となる。同パークからはスポンサー料を提供され、札幌はチッチを公式サイト掲載などでPRする。「札幌にこういう『選手』がいることを伝え、北海道に試合を見に来た人が、帰りにノーザンホースパークにも寄ってもらえたら」とタッグでの集客増を掲げた。

 同社長は昨年始まった松山光プロジェクトの新展開も発表した。1口2万円の入会者500人限定で、名前を練習着の背中にプリントする。サッポロドラッグストアーの子会社と提携し、購買ポイントが強化費につながる「コンサドーレEZOCA(仮称)」の発行に関しても、あらためて2122人のファンの前で説明した。

 「サポーターのみんなも運命共同体。一緒になって、いいクラブにしていきたい」と同社長。才能ある道産子の若い選手をファンと一体となって育て、J1に定着できるクラブに成長させる。【永野高輔】