J2札幌が20周年を迎える来季、チーム名を「北海道コンサドーレ札幌」に変更する。11日、札幌市内で開かれたサポーターズ集会で野々村芳和社長(42)が明かした。今後、Jリーグ理事会の承認を経て正式決定する。「北海道」を加えることで、より地域全体に根ざしたクラブを目指す意向で、運営会社名も北海道フットボールクラブから「コンサドーレ」に改める方針。

 市場は北海道全体、ターゲットは550万人だ。野々村社長は「北海道は圧倒的に地域愛が強い。北海道を代表するクラブなんだと伝われば。もっと多くの人に仲間(サポーター)になって欲しい」と熱っぽく語った。ロゴマークなどが一部変更になる見込み。連動した新事業も展開予定で、各市町村への人気浸透、知名度アップを狙う。

 現チーム名はJFL東芝が96年に札幌移転時、一般公募で決まったもので「道産子」の逆読みと「オーレ」を組み合わせた造語。