ACミランの日本代表FW本田圭佑(29)が1月31日(日本時間1日)、同DF長友佑都(29)が在籍するインテルミラノとの伝統の一戦「ミラノダービー」で初アシストを記録し、3-0の勝利に貢献した。

 以下は本田との一問一答。

 -いいクロスだった

 本田 アシストでも認められているというところは感じる。最初の1年半ぐらいと比べると、日本代表と比べるとまだまだ程遠いけれど、1人、2人くらいまで信頼して走っているなというのが見受けられる。これが3、4人に増えてくると、もっと選択肢が出て周りを生かすことができる。

 -先日、イタリア紙のインタビューでサイドはスピードのある選手に向いている、自分の特長とは違うと答えていたが

 本田 もともと大量得点するタイプの選手じゃなかった上で、大量得点を目指したり、限界突破を目指してきた選手、というか人間。いつも言っているように、例えば選手として現役はいずれ終わる。なぜ限界突破を目指すかというと、その後の人生のことも考えたりするから。あえて苦難に立ち向かったりするのが自分だと思っている。

 -これまでのプレーと違った形でチームを勝たせている

 本田 よく言えば、普通の自分に戻っただけ。今までが常に自分の能力に逆らってきたから。面白いか面白くないかといったら、あんまり面白くない。やっぱり無理して、そんなタイプじゃないのに、そんなことを言ってのける。そんなことをやろうとしている、いつまでも子供でね、いつけがするか分からないのにジャンプしているのが本田圭佑だと思うので。今年はミランのために自分が何らかの爪痕を残そうとした時、自分の特徴を生かすプレーに戻っているだけ。そういう考え方。