ドイツ2部シュツットガルトの日本代表FW浅野拓磨(21)がホームでの1860ミュンヘン戦で3試合ぶりに先発し、2-1で勝利した。2度の決定機を決められなかったが、慣れない左MFでのプレーに「自分の中で感覚的につかんできてる」と手応えを口にした。

 最初の決定機は1-0の前半9分。ペナルティーエリア内の左からドリブルで中に切れ込み、右足でシュートしたがサイドネット。後半14分には左FKのこぼれ球をフリーで左足でシュートもゴール枠を外した。

 無得点のまま後半26分に交代し、海外初ゴールはお預け。チームメートのMF細貝は負傷でベンチ外となった。

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 浅野の一問一答は以下の通り

 -今日は惜しいシュート2本打ったが

 浅野 前半の1本は決めないと。自分の得意な形でもありましたし。

 -シュート自体は狙い通り打てたか

 浅野 ニア(サイド)を強いシュートで狙って、コースも見えてましたし、あとは技術の問題かなと思います。

 -後半の左足のボレーシュートは

 浅野 あれは言ってしまえば不得意な形というか。難しなと思いましたけど、イメージはできていたんで、当たればって感じですけど。あそこも枠に持っていくだけの技術は必要かなと思います。前半のやつのほうが決められるチャンスだったのかなと思います。

 -今日の自身の出来については

 浅野 監督からも1対1であったり、ドリブルのところであったり、飛び出しのところはどんどん仕掛けろと言われていたので、そこの意識はできてましたし、何本かいい形で作れたと思います。仕掛けていっても中(の状況)が見えていたりしたので。(得点という部分では)よくなかったですけど、徐々に感覚的につかんできてるなと。余裕も生まれてきているのかなと思う。

 -連係やチームメートの特徴は分かってきたか

 浅野 そうですね、1人ひとりの特長であったり。チームメートも僕の特長を分かってくれてると思いますし。そこの信頼は、練習でも少しずつ出てきてると思うので。まあ、あとはそれをゲームの中で発揮して、結果に結び付けないと、ホントに。僕自身、毎試合毎試合「次こそは点取る」って言ってますけど、ホントにそれを危機感持ってやらないと行けないかなと思うので。結果がすべてで、早く結果を残してチームに貢献したいなと思います。

 -次戦はどこ(のポジション)でプレーするかわからない

 浅野 そうですね。フォーメーション自体もなかなか定まってないので。どうなるのかなとは思いますけど。

 -ドイツ1部リーグの試合をテレビで見るのか

 浅野 いや全然。まだテレビもついていない状態なんで。テレビ買ったんですけど、つけ方がなかなかわからなくて。そのうち。時間があるときに見たいなとは思います。もともとあんまり試合を見るようなあれじゃないんで。日本にいるときも海外のサッカーは見てなかったですし。でも海外でプレーしていく上では大切なことなんで、イメージは作っていきたいなと思います。