FW岡崎慎司が所属するレスターはホームでストークを2-0で下し、4連勝とした。

 前半25分にMFディディが豪快なミドルシュートを決めて先制し、後半2分には右からのDFシンプソンのクロスを、FWバーディーが相手DFの前に走り込んで鮮やかな右足ボレーを決めて突き放した。

 代表帰りの岡崎は2トップの一角で先発。前半34分にはペナルティーエリア内でオーバーヘッドでシュートを放ったが、わずかにクロスバーを越えるなど得点は奪えなかったが、攻守に渡ってチームに貢献し、後半28分に退いた。

 岡崎は「割と動けた。(ボールが足元で)収まって、自分が起点になれた。チームを助けることはできたんじゃないかと。ゴール前にも入れたし。まあゴールは欲しかったですけど」と自身の動きを振り返った。後半12分にはカウンターからMFグレイのパスを受け、ペナルティーエリア左から左足シュートを放ったが、相手GK正面ではじかれた。「自分のポテンシャルの低さにビビりますね。あそこでニアをぶち抜ければと思うんですけど、セオリー通りに(GKがいる)真ん中に、対角線上にシュートを打ってしまう。右に切り返して右(足)でシュートもあったが、やっぱり数をこなしていないんで。なんかこう、どっかで『どうしよう』っていうところがある。自信を持っていけないというか」と悔しがった。

 代表戦での50得点については「(達成感は)全然ないです。ただ『やっと50か』という気もする。むしろ108試合出ている方にびっくりする。やっぱり代表にもっといたいし、もっとレベルを上げて代表に残り続けたいと思う。だからといって、代表に入りたいがために守りに入るということもない、今後も。チャレンジし続けていれば代表に呼ばれるし、入れると信じている。やることは変わらないですね。W杯も次が最後と思われているかも知れないですけど、その次もまだまだあると思っているので」と話した。

 レスターは勝ち点を33として暫定13位に浮上。シェークスピア監督は「今日は先制点がすごく大事だと思っていた。実際にそうだったし。彼(ディディ)は前にも似たようなゴールを決めている。それが試合の足場を作ってくれた。そしてもちろん、良いタイミングで2点目が入り、精神的に落ち着くことができた。そして、自分たちを表現するようになれた。もちろんもっと点は取れたけど、ストークも後になって、私たちのペナルティーエリアの中にボールを入れてきた。ただ、全体的に見て、無失点で、勝ち点3を取れたことに満足している」と話した。