国際サッカー連盟(FIFA)は3日、バハマのナッソーで開いた総会で2008年の収支決算を報告し、1億8400万ドル(約175億円)の黒字となった。9億5700万ドルの収入に対し、7億7300万ドルの支出があった。

 支出の大部分は10年W杯南アフリカ大会関連の費用で、収入の半分以上が同大会のテレビ放送権料。世界的な景気後退の中で昨年に比べて収益を増やし、担当者は「W杯が予算内で無事に開催され、金融危機でスポンサーの協賛金支払いが滞るようなことがない限り、来年も黒字が見込まれる」と説明した。

 [2009年6月4日7時1分]ソーシャルブックマーク