セルティックMF水野晃樹(23)が20日、今季初めてリーグ戦の遠征メンバーに入った。7月の右ひざ半月板手術で出遅れていたが、21日のキルマーノック戦で、昨季終盤の5月17日マザーウェル戦以来、4カ月ぶりにトップチームに帯同。同戦での出場は微妙だが、中1日で迎えるリーグ杯リビングストン戦での公式戦デビューの可能性が膨らんだ。

 「2軍続きだったから、とりあえずホッとした」と水野は笑顔を見せた。オフ明けはトップチームのプレシーズンマッチに続けて出場したが、手術後は2軍。だが気持ちを切らさず、地道に練習していた。14日のリザーブリーグ、フォルカーク戦をテレビ観戦したMF中村から「もっとサイドに開いて、クロスからチャンスをつくる形を増やせ」とエールを送られ、室内用のトレーニング機材も譲り受けた。「何とかチャンスをものにしたい」と意気込んだ。(グラスゴー=塩畑大輔)