<フランスリーグ:モナコ2-2サンテティエンヌ>◇1日◇モナコ

 【モナコ(フランス)=松本愛香通信員】サンテティエンヌの日本代表MF松井大輔(27)が、移籍後初ゴールを決めた。1-1の同点の場面、アウェーのモナコ戦に後半開始から出場し、同16分にミドルシュートを突き刺した。昨年8月のリーグ開幕から26試合目でようやく結果を残した。日本代表の岡田武史監督(52)にとっても、28日のW杯アジア最終予選バーレーン戦(埼玉)に向け、松井の復調は朗報となった。

 狙っていた。1-1の同点、後半16分だった。FWゴミスのシュートが、相手DFにはじかれる。そのクリアボールを拾うと、豪快に右足を振り抜き約20メートルのミドル弾を右隅に突き刺した。価値ある勝ち越しゴールだった。だが、チームは後半ロスタイムに同点ゴールを決められ悔しいドロー。決勝ゴールとはならなかった。

 松井

 (ボールが)来ればね、チャンスはあると思っていた。よかった。この試合は勝たないとという気持ちだった。やっぱり勝たないと。チームの雰囲気は暗いかな。

 後半開始から出場。中盤の右サイドでプレーした。持ち味のドリブル突破から次々とクロスを供給した。後半6分、正確な右クロスをMFマシャドへ送った。同40分には左クロス。ゴールだけでなくチャンスを何度も演出し、存在感を見せた。

 今季からさらなるレベルアップを目指しサンテティエンヌに移籍した。だが、出番は昨季に比べると減った。焦りもあった。3試合ぶりのリーグ戦出場、ようやく結果を残した。「決めた瞬間はすごくスキッとした」と少しだけ笑った。

 日本代表にとっても朗報と言える。28日のバーレーン戦はW杯出場に大きく近づけるかどうかの大事な一戦。サイドからドリブルで崩せるタイプの中盤は今のメンバーでは松井しかいない。「中だるみじゃないけど、すごいだるい感じの試合になった。誰かに任せてしまおうという感じにもなっている」。20チーム中19位に低迷しているチームの修正点を指摘する余裕も生まれた。まずは初ゴールを決め、完全復活へのきっかけをつかんだ。

 [2009年3月3日9時13分

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