イスタンブールの五輪開催地敗退が、思わぬところに飛び火した。ドイツサッカー連盟は、今回の五輪開催都市投票の前に、トルコが開催都市に選ばれなかった場合、20年サッカーの欧州選手権開催都市をトルコと争うことを辞退すると発表していた。イスタンブールが敗れたため、ドイツは立候補を取りやめることになった。一方、22年冬季五輪開催に立候補しているミュンヘンは、東京開催を吉報と受け取った。ウーデ市長は「20年夏季大会をアジアで行うというIOCの決断は、22年冬季五輪の広報活動に大きなチャンスを与えてくれる」と話した。(中野吉之伴通信員)