[ 2014年2月1日10時14分

 紙面から ]モーグル女子日本代表の上村愛子はソチへ向け笑顔で手を振り出発(撮影・松本俊)

 モーグル女子の上村愛子(34=北野建設)が5度目の五輪、そして最後の五輪を冷静に戦う。18歳で98年長野五輪に初出場した上村も、すでに34歳。大ベテランとなり「今までと比べて、すごく落ち着いている。特別な気持ちがあまりない」と、余裕さえ見せた。他の選手と同様に、直前まで白馬で国内調整をし、「体も休めて、五輪でやりたいなというものはつかめてきた」と、手応え十分だ。長野の7位入賞から、五輪ごとに1つずつ順位を上げてきた。前回のバンクーバーは自己最高の4位。ソチでは念願のメダルが期待されるが「理想の滑りをして楽しめれば、結果は後からついてくる」と、あくまで冷静だった。