仁川アジア大会は19日、開会式が行われる。すでにサッカーは14日から先行開催。10月4日の閉会式まで36競技で熱戦が繰り広げられる。

 「霊長類最強女子」吉田沙保里(31=ALSOK)が、新たなチャレンジに出る。世界選手権で前人未到の世界大会15連覇を飾ったのが今月11日。それから約2週間、28日には4連覇がかかるアジア大会の試合が控える。短い調整期間に加え、階級も新階級だった世界選手権の53キロから55キロと増量しなければならない。これまで数々の伝説を残してきた55キロ級での最後の大会だけに「有終の美で」と意気込む。男子ではグレコローマン66キロ級で、ロンドン五輪銅メダルの松本隆太郎(28)が初制覇に挑む。