【ジャカルタ共同】ジャカルタ・アジア大会のバスケットボール男子日本代表が公式ウエアで市内の歓楽街を訪れ、日本オリンピック委員会(JOC)が「日本代表選手にふさわしくない行動」として、処分する方針であることが19日、関係者への取材で分かった。日本選手団の山下泰裕団長が20日に記者会見する。

 関係者によると、選手はJOCの調査に対し、事実関係を認めているという。16日にあった1次リーグ2戦目のカタール戦終了後に「JAPAN」のロゴが入ったウエアを着たまま歓楽街の店を訪れていた。JOCは20日にも各競技団体に注意を喚起する緊急ミーティングを開くとみられる。

 1次リーグC組の日本は通算1勝1敗で、次戦は22日の香港戦。日本選手団の行動規範には「競技での活躍だけでなく、競技を離れた場でも社会の規範となる行動を心がける」としている。4年前の前回仁川大会は競泳選手の窃盗事件が起きた。