陸上男子100メートルの桐生祥秀(19=東洋大)が、織田記念国際(広島)で日本人初の9秒台を目指す。

 男子の高瀬慧(富士通)がパワーアップし、桐生を迎え撃つ。今冬は体重の3キロ増加に成功し「意識的に筋肉をつけた。走りにリンクしてきた」と手応えをつかんでいる。200メートルが専門だが、桐生が決勝を棄権した昨年の同大会の100メートルを制した。「(桐生を)意識しないのは難しいけど、できる限り意識しないように走れれば」とチャンスをうかがう。