女子200メートルで日本記録保持者の福島千里(26=北海道ハイテクAC)が、23秒54で制した。

 最初の予選で左ふくらはぎにけいれんを起こし、失速しながらゴール。トップで決勝に進んだとはいえ、不安を残した。

 それでも、約3時間、足のケアとアップを入念に施し強行出場。注目された決勝では、スタートから飛び出すと一気に加速した。後半はやや抑え気味だったとはいえ、2位に0秒47差をつけ圧倒した。「葛藤はありました。でも出なければ、次の(5月の)ゴールデンGP(神奈川)で同じ不安な思いをするので、ズルズルしてしまう気持ちと戦った。乗り越えたと思います」と笑顔で話した。

 2位は市川華菜(ミズノ)。3位は土井杏南(大東文化大)が入った。