陸上男子100メートル、200メートルの世界記録を持つ28歳のウサイン・ボルト(ジャマイカ)は6月30日、自身の公式サイトで左脚の故障のため、ダイヤモンドリーグ第8戦のパリ国際(7月4日)と第9戦のローザンヌ国際(9日)を欠場すると発表した。

 ドイツで医師にかかり、臀部(でんぶ)にある仙腸関節の異常で動きが制限され、膝や足首に負担がかかっていると診断された。ボルトは「現時点では100パーセントの走りができない。できるだけ早く戻れるのを楽しみにしている」と声明を出した。

 ボルトは6月下旬のジャマイカ選手権も欠場した。100メートル、200メートルで連覇を狙う8月の世界選手権(北京)へ不安が高まる状況となっている。数日ドイツで治療を受けた後に練習を再開するという。