男子100メートルで日本歴代2位の10秒01の記録を持つ桐生祥秀(19=東洋大)が、男子200メートルを大会記録の20秒92(無風の条件下)で制し、100メートルとの2冠を達成した。

 寮の引っ越しで発生したハウスダストが原因とみられる鼻炎に大会前から苦しんでいたが「(影響は)分からない。今日はこんなもんですね。次に走ったらベストが出そう」と好感触を残した。競技場でカーブを曲がるのは、5月の世界リレー以来。ぶっつけ本番の200メートルだったが「いい感じで刺激を入れられた」と続けた。