成年女子100メートル決勝は、短距離女王、福島千里(28=北海道ハイテクAC)が11秒66で7連覇を達成した。激しく雨が降る中、予選、準決勝を余裕で勝ち進むと、決勝でもスタートからトップを奪いそのまま押し切った。

 「どんなコンディションでもやることは一緒。予選で体が動けていたので良い走りができたらなぁと思っていました。良かったです」と笑顔を見せた。

 3度目の五輪だった8月のリオデジャネイロ五輪は、100メートルをケガで欠場し、200メートルは予選落ち。女子のエースとして責任感が強いからこそ、今後について去就を明言できないでいる。「国体が終わってからゆっくり考えたい」と話すにとどめた。