女子マラソンの那須川瑞穂(36=ユニバーサルエンターテインメント)が27日、さいたま市内で行われた、来夏の世界選手権ロンドン大会代表選考を兼ねたさいたま国際マラソン(11月13日)の記者会見に出席した。

 「3月のリオの選考レースでは、最初から先頭集団につけず、マイペースのレースしかできず、悔いが残るレースだった。世界陸上という勝負の大会に臨める。先頭集団で勝負するようにしたい」と意気込みを語った。13年の世界選手権モスクワ大会には代表入りが有力視されながら落選。15年の同北京大会も出場を逃した。36歳。年齢的にも勝負の年だけに、思いは強かった。

 リオデジャネイロ五輪に出られず、「引退か! みたいな雰囲気になった。『引退したんですか?』と言われることが多い」と苦笑い。「『あいつまだやっているな』と見せたい。結構しぶといんです私。諦めが悪いところがいいところ。勝負でも最後まであきらめない走りをしたい」と語った。