目標は2028年五輪!? 19日の陸上日本選手権20キロ競歩(神戸・六甲アイランド甲南大周辺コース)に出場する12年ロンドン五輪代表西塔拓己(23=愛知製鋼)が18日、珍しい意気込みを語った。

 神戸市内で行われた前日会見に出席。多くの選手が20年東京五輪を意識する中で「東京はもちろん、その後の2大会も見据えて、メダル争いをしたい。4年後、8年後、12年後に向けて強化を図りたい。競歩は30~40代でも活躍できる」と28年五輪(開催地未定)での活躍まで視野に入れた。

 西塔は東洋大2年だった12年に20キロで五輪初出場。25位と洗礼を浴び「まだまだ二流なので、この経験を生かしたい」とコメントを残していた。16年リオデジャネイロ五輪では代表入りを逃し「正直言うと悔しくて、生放送を見られなかった。あらためて五輪は特別で、光栄な舞台だと実感できました」。今回の日本選手権は8月の世界選手権(ロンドン)代表選考会を兼ねるが「自分のレースをして、100回大会の舞台を楽しみたい」と冷静に目標を掲げた。