広州アジア大会の陸上女子100、200メートルを制した福島千里(北海道ハイテクAC)ら陸上の金メダリストが29日、東京都内で記者会見し、400メートルリレーは3位だった福島は「行く前は3冠を狙っていたので少し残念に思うが、世界選手権、ロンドン五輪に向けていいスタートが切れた」と笑顔で話した。

 日本選手団の主将を務め、男子やり投げで83メートル15の自己新をマークした村上幸史(スズキ浜松AC)は「今季最大の目標として臨んだので、勝てたことにも記録にも満足している」。女子やり投げで61メートル56の日本新記録を樹立した海老原有希(スズキ浜松AC)も「非常にうれしかった」と達成感をにじませた。