全国高等学校体育連盟の梅村和伸専務理事は28日、宮城・仙台育英高から愛知・豊川高に集団転校する陸上部の男女10人が特例で大会に参加することを認めなかった愛知県高体連の決定を尊重する意向を示した。

 全国高体連は判断を県高体連に委ねており、梅村専務理事は「転校の主たる理由が震災でなかったという判断だろう。だが単なる勝利至上主義とは捉えておらず、複合的な理由が存在している」との認識を示した。

 3月の理事会、評議員会では「勝利至上主義に基づく移籍」に注意を促す考えも示した。