ロンドン五輪女子マラソン代表の重友梨佐(天満屋)木崎良子(ダイハツ)尾崎好美(第一生命)の3選手が22日、標高約2100メートルの米アリゾナ州フラッグスタッフでの合同合宿を報道陣に公開し、重友は「いい緊張感をもって走ることができた」と充実した表情で語った。

 この日は湖に面した片道5キロのコースを往復する30キロを、約2時間かけて走り込んだ。所属チームの高地トレーニングの拠点としてフラッグスタッフには慣れている木崎は「3人で切磋琢磨(せっさたくま)できていい」と合同合宿の効果を実感している様子。尾崎は「(五輪本番では)みんなで上位を狙いたい」と意気込んだ。

 女子マラソンの日本代表は3選手とも五輪初出場で、今回の合同合宿は日本陸連が実業団チームの枠を超えた試みとして初めて実施した。合宿は7月1日まで行う。