ロンドン五輪陸上男子ハンマー投げ銅メダルの室伏広治(38=ミズノ)は3日、19連覇が懸かる来年の日本選手権について「出場を目指してもいいか」と述べ、初めて自ら現役続行を明言した。その上で2016年リオデジャネイロ五輪出場は「ない」と否定的な考えを示した。

 上海の日本人学校高等部が主催した講演会の後に質問に答えた。チーム関係者は10月下旬に現役続行を明らかにしたが、室伏自身はこれまで表明していなかった。

 室伏は「どこまでできるか分からないが、軽い練習から始めてもいいのではないか」と話したものの、2連覇が懸かる来夏の世界選手権(モスクワ)については「保証がない」と慎重だった。