第89回東京箱根間往復大学駅伝(来年1月2、3日)で、5年ぶり7度目の優勝を目指す駒大が14日、東京・世田谷区内のキャンパスで練習を公開した。

 5000メートル13分台が10人、1万メートル28分台が9人と、選手層の厚さでは東洋大と双璧とされる駒大。時期的にも健康管理に細心の注意を払う厳しさを示すように、取材に応じる選手はマスクをかけ、入室する報道陣にも消毒液での手の洗浄とマスク着用を要請した。

 チームを指導して18年目の大八木弘明監督(54)は「大学からも“そろそろ勝っても…”とよく言われますが、こればかりは難しい」と苦笑い。ただ戦力に裏付けされた手応えには自信もチラリ。「全日本で2連覇していよいよ箱根。この何年か悔しい思いをしてきた。しっかり調整して臨みたい」と話した。