今夏の世界陸上女子マラソン代表選考会で国内最終レースとなる名古屋ウィメンズマラソンは10日午前9時10分、ナゴヤドームを発着とするコースで号砲が鳴る。国内外の有力招待選手の記者会見が8日、名古屋市内のホテルで開かれた。

 ハーフマラソンでは実績を残していた宮内洋子(29=京セラ)は、昨年のこの大会で自己ベストを一気に7分以上も更新する2時間26分23秒(9位)をマークした。宮崎と鹿児島・種子島で合宿を行い「去年と同じ感じで仕上がっています。去年以上の記録、2時間23分台で日本人トップを目指します」と目標も明確だ。後半のスタミナ不足という弱点も克服しつつある。「代表になって、日の丸をつけてモスクワを走りたい」と、約5カ月後のイメージを脳裏に刻んで、尾張路に挑む。