<陸上:日本グランプリシリーズ第4戦・静岡国際兼世界選手権代表選考会>◇3日◇静岡スタジアム(エコパ)◇男子200メートル

 昨年ロンドン五輪代表の飯塚翔太(21=中大)が、20秒21の好タイムで優勝した。日本歴代3位となる自己ベストで、ロンドン五輪決勝の7位タイムに相当する好タイムだ。

 8月の世界選手権(モスクワ)で日本陸連が独自に設定した派遣設定記録(20秒29)も突破した。「最初に数字を見たときは(設定タイムが)速いな、と思ったけど、これぐらいのタイムを出さないと世界では戦えないと思った」と、昨年冬の合宿から米国、オーストラリアなど温暖な地で練習を積み重ねてきた。6月の日本選手権では入賞さえすれば代表に決まる。「いや、日本選手権もバッチリ走って文句なく選ばれたい」と引き締めた。