<陸上:高校総体京都府予選>◇第2日◇1日◇西京極陸上競技場◇男子200メートルほか◇くもり、気温27・5度、湿度29%、南の風1・2メートル(正午現在)

 男子100メートルで日本歴代2位(10秒01)の記録を持つ桐生祥秀(よしひで、17=京都・洛南高3年)が、同200メートルで大会連覇を果たした。

 決勝で桐生は21秒70(向かい風3・5メートル)をマーク。ラストを流したところで、右隣の第7レーンの選手に一度は抜かれたが、最後に抜き返し、100分の2秒差で逃げ切った。「3本目で疲れました。でも2番で終わるのは嫌なので、最後は気持ちで抜き返しました」と笑みを浮かべながら話した。

 予選を22秒52(向かい風1・8メートル)の第5組1着で通過した桐生は、準決勝も21秒50(追い風0・7メートル)の第1組1着で通過し、決勝に進んでいた。

 桐生は5月19日に行われた京都府高校総合体育大会のこの種目で、自己ベストの20秒59をマーク。高校記録に0秒02差に迫っていた。

 日本人初の9秒台が期待される注目の同100メートルは、最終日の2日に行われる。