<陸上:東日本実業団対抗駅伝>◇3日◇さいたま市~熊谷スポーツ文化公園陸上競技場(7区間、77・5キロ)

 コニカミノルタが3時間44分45秒の大会新記録で2年連続7回目の優勝を飾った。2位に日清食品グループ、3位に富士通と続き、前回予選落ちを喫したヤクルトが4位と立て直してきた。廃部となったエスビー食品の選手を受け容れて初出場したDeNAが5位。13位の南陽市役所までが元旦のニューイヤー駅伝出場権を得た。

 至近4年間で2度ニューイヤー駅伝に優勝している日清食品グループは、3区以降の全ての区間でコニカミノルタに離され1分30秒差の2位に終わった。

 北村聡(27)と高瀬無量(24)の主力2人が故障で起用できず、後半区間が手薄になったのが敗因。大型新人の村沢明伸(22)も故障明けで、1区で区間4位にとどまった。

 だが、エースの佐藤悠基(26)は最長区間の2区で区間賞を獲得し、役割をしっかりと果たした。

 歴戦の将である白水昭興監督(71)は「今日は力負けだがウチに戦力が残っていないかといえば、そうではない」と断言する。「前回のニューイヤーが故障で不本意な走りしかできなかった悠基は、“僕がチームを引っ張る”と頑張ってくれている。村沢の調子が上がってくればポイント区間で戦える」とV奪回に向けて言葉に力を込めた。