コニカミノルタのエース宇賀地強(26)がこの冬の初マラソン出場プランを明かした。「目標は2時間6分半です。冷静に判断しても行ける」

 日本記録の2時間06分16秒に迫るタイムを口にした。

 モスクワ世界陸上1万メートルで日本人最高の15位となったスピードランナーで、帰国後にマラソン練習を開始した。2月の東京マラソンでペースメーカーを務めたときも練習で40キロ走を数本こなしたが、明らかに手応えが違うという。「あのときとは違う40キロ走になっています。自分がやりたいマラソン練習の輪郭がつかめてきたので、あとは中味を濃くするだけです」

 宇賀地が予定している1月のドバイ・マラソンは、例年2時間4~5分台の記録が出ている超高速レース。中本健太郎(30=安川電機)が夏の五輪&世界陸上で連続入賞しているが、タイム的には2002年を最後に2時間6分台は出ていない。宇賀地が日本の高速マラソンの先陣を切る。