陸上の男子100メートルで日本人初の9秒台が期待される桐生祥秀(18=東洋大1年)が、200メートルでの出場を予定していた日本学生個人選手権(20~22日、神奈川・平塚)と、100メートルでの出場を予定していた29日の布勢スプリント(鳥取)を欠場することになった。18日、東洋大が発表した。

 8日終了の日本選手権後に、国立スポーツ科学センターで精密検査を受け、右の足底部に疲労性の炎症(足底部の関節炎)が判明。7月22日開幕の世界ジュニア(米国)と9月19日開幕のアジア大会(韓国・仁川)を控えていることもあり、大事を取った。桐生は「今後の重要な大会で成果を挙げるためにも、少し休むことを決断しました。もう1度体を作り直したり、基本的なトレーニングに立ち返り、さらにレベルアップできるように頑張りたいと思っています」などとコメントした。